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夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない作者: こだま出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2017/01/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 非常に繊細な内容を含む本であって、これを書くためにはずいぶんな勇気を必要としたことだろうと思うけれど、著者がその勇気…

インターネットは役に立つ

WELQが炎上して、「そもそもインターネットなんかで医療情報を得ようとするのがバカ、さっさと医者に行くべき」ってことになっているような気がするのだけど、自分の実感としては、町医者よりもインターネットを用いた自己診断の方が役に立つ、というケース…

この世界の片隅に

この映画を観たのは、もうずいぶん前のことで、観た後ずっと、自分の中で整理がつけられずにモヤモヤとした気分がつづいていて、それは今こうして文章を書いている時点においても全く解消されていないのだけれど、これだけ時間が経ってもモヤモヤが消えない…

「君の名は。」と「シン・ゴジラ」

君の名は。観てきました。よかった。突っ込みどころだらけの映画で、登場人物の行動に不自然な点が多すぎるようにも思ったけど、結局どうでもよくなった。魅力の方が勝ってしまった。勢い余って、嫌いだったシン・ゴジラのことを好きになってしまったほど、…

「怒り」と「逮捕されるまで」

シン・ゴジラを観にいったら、予告編で渡辺謙が渋い声で「怒り」とタイトルコールしていた。そういや悪人も結構良かったな、なんてことを思い出して、 yoghurt.hatenadiary.com まずは「怒り」の原作を読んでみた。十分に面白かったのだけど、何だか釈然とし…

JM

都会育ちの子どもではなかったから、当然、映画館に通う習慣なんてなくって、つまりおれにとって映画とはゴールデン洋画劇場でみるものだった。多感な時期に観たものはその是非によらず心の深いところに刻まれるから、だからおれの心の中のベストテンはほと…

残酷なオタクが支配する

いつも週刊少年ジャンプの話をしているのと、あとはたぶんルックスのせいで、周囲からオタクだと思われている。そんな気がする。冗談じゃない。おれはオタクじゃない。ただマンガが好きなだけだ。そのマンガだって、オタクがいない方がもっと面白い文化にな…

僕はゆとり世代

もしかすると君は、いわゆるゆとり世代にあたるのかもしれない。 文部科学大臣にゆとり教育は失敗だったと総括されて(実際はそういうことは言っていないような気もするけれど)、悲しんだり憤ったりしているのかもしれない。でも、正直に言ってしまうと、僕…

いびつな父親

http://anond.hatelabo.jp/20160531142404 この人の苦しみに比べれば、ずいぶんレベルの低い話かもしれないけれど、子どもを育てる過程で、自分自身の歪みを突きつけられるようなことは、おれの場合は、わりとよくあることだったりもする。おれは、ほんとう…

ミシンを壊せ!

高校生くらいのころ、世界史を勉強しているとき、自分が神様になったような勘違いをすることがあった。何しろ、世界史の教科書をパラパラとめくるだけで、千年、二千年という単位で人類を眺めることになるし、そういう立場から人類をみていると、やっぱ人類…

君は字が汚い

君は字が汚い。そのことで、信頼を失っている。信頼を失いつづけている。少なくとも私は、字が汚い人間の仕事は一切信用していない。こういうことを書くと、字が汚い連中は決まってこう反論する。 「今どきはもう手書きっていう時代ではありませんよ」 しか…

恐怖症とのつきあい方

振り子が怖い。 振り子の何がそんなに怖いかってことを、どれだけ丁寧に説明したとしても、この文章を読んでくれる方々に伝えることはできないと思う。振り子にかかる重力と慣性が釣り合い、頂点で一瞬静止、再び落下する。その崩壊感覚がおれにはたまらなく…

息子の生命はあたらしい

息子が生まれてもう一年と半年が過ぎた。非力な自分の血を引いているとは思えないほど、息子はパワフルだ。まさか一歳児のパワーに対抗するために、大人が全力を出なさければならないとは思っていなかった。赤子の手を捻るって、イメージほど簡単じゃない。…

壁より卵派だといわれた春樹がよ

http://www.welluneednt.com/entry/2015/01/23/113600 正直、失望しました。確かに、「せっかくの勇気が」というタイトルを読むだけでも、この35歳が返事をもらえなかった理由がよくわかるし、文章のどこを切り取ってもイライラするし、彼を擁護する余地は…

金魚

一昨年の夏、おれは金魚を飼いたかった。体感としては、金魚を飼いたかったのは去年の夏なのだが、そのころのおれは解決しがたい難問に頭を悩ませていたわけで、そんな呑気なことを考える余裕があったはずはない。とすると、やはりあれは一昨年の夏のことだ…

川崎

川崎の事件のことをはじめて耳にしたとき、何とも言えず嫌な感じがした。頭で「嫌だな」と思うのではなくて、腹からドス黒い液体がじっとりと染みだしてくるような肉体的な実感があった。あれほど残虐なことが行われたのだから、当たり前といえば当たり前。…

CookPadで若いふたりが恋をする物語

僕は料理ができない。しかし、そんな僕にも、ぜひとも自らの手で料理をこしらえなければならない、そんな日は訪れるのであって、困り果てた僕はいつものように集合知に賭けた。平たくいうと、Cookpadでてきとうなレシピを拾ってくることに決めたのだ。そこで…

はてなに夢をみていた

まだ生きているものを、少し前に流行った言葉でいうなら「オワコン」ですか、勝手に終わってしまったことにして、あれこれとあげつらうようなことを言うのは、たいへんに失礼なことだし、何よりも自分自身をみじめにする。ずっとそんな風に考えていたので、…

「サザエさん」は、誰がみた夢なのか?

長かった夏が終わり、秋が来る。やがては冬が訪れる。季節は確かに巡りゆくのに、時間は循環したまま、永遠にそこに留まっていて、その世界の住人は誰ひとりとして年をとらない。死ぬものもいない。俗に「サザエさん時空」なんて呼ばれたりするこの時間感覚…

最高の小説!/青沼静哉『モルトモルテ』

早稲田文学6 特装版作者: 青沼静哉,仙田学,間宮緑,多和田葉子,オルガ・トカルチュク,ニコール・クラウス,ドン・デリーロ,千野帽子,朝吹真理子,雪舟えま,松田青子,青木淳悟,福嶋亮大,黒田夏子出版社/メーカー: 早稲田文学会発売日: 2013/09/06メディア: 単行…

横浜でエイが泳いでいる

9月28日正午。万国橋にて。

「エリジウム」と、スラムにも劣るおれの部屋

エリジウム ビジュアルガイド (ShoPro Books)作者: マーク・ソールズベリー,ニール・ブロムカンプ,堂田和美出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2013/09/19メディア: 大型本この商品を含むブログ (6件) を見るものすごく期待していた。天空…

映画「風立ちぬ」と、なかったことにされた人生

風立ちぬ サウンドトラックアーティスト: 久石譲,読売日本交響楽団出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ発売日: 2013/07/17メディア: CDこの商品を含むブログ (47件) を見る国民的作家、なんて大仰な呼び方が許されるのは、この国では村上春樹…

真夜中にiPhoneが鳴りだして、

ぶいぶいうるさいものだから、パスコードを入力してロックを解除したら、Hatena::Dからのメールが届いていた。タイトルは「yoghurtさんについてTwitter上で言及がありました」メール本文には「まぁ、もともとid:yoghurt氏が嫌いだったんですよね」と記されて…

株はたいへんなものを盗んでいきました

オリンピックの東京招致、どうも応援する気になれない。 そんなことしている場合なのかよ、というのがごく正直な感想だ。 オリンピックを開けば景気がよくなるとはいうけれど、それもわかるようでわからない話で、公共投資のお題目としてオリンピックが必要…

カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角

帯には「誰かをバカにするマンガと思ったら大間違いだ!」という久保ミツロウ先生の力強いお言葉があるし、著者である渋谷直角氏はあとがきで「彼らに対して、こちらの何かの一つの価値観や上から目線をもって小馬鹿にしたり、それじゃダメだ、と断定して描…

生きていくのはたいへんだ

生きていくのは、たいへんだ。 学生のころ想像していたほど、社会は厳しくなかったけれど、想像していたよりもずっと、おれには根性がなかった。 だからやはり、生きていくのはたいへんで、小説や、音楽、写真、漫画、そういったものはおれを助けてはくれな…

初恋のジェノベーゼは爪の味/五反田団といわきから来た高校生

前田司郎率いる五反田団と、福島県立いわき総合高等学校の生徒たちのつくった舞台。 面白かった! 高校生たちの活き活きとした演技がとにかくすばらしい。2時間弱の間、めちゃくちゃ笑わせてもらったし、何とく切なくなったりもしました。 謎の怪獣ポルプト…

あるプレステ派中学生からみた飯野賢治

僕は飯野賢治さんのゲームをプレイしたことがない。プレステとサターンが覇権を争う90年代、僕はプレステ派だったので、サターンに移籍した飯野さんのゲームには手が出せなかったのだ。そんな僕にとっても、飯野さんのやることは、目が離せないほど刺激的だ…

東京の島々 III

東京の島々 東京の島々II写真は八丈島の八丈富士。火山である。この山の火口のふちをぐるりと周ることを、「お鉢巡り」というらしい。僕はこれをやるために、東海汽船に一晩ゆられてこの島にやってきたのだ。結果から先に書いてしまうと、僕は「お鉢巡り」を…

坊主の時代 '97

1997年は坊主の時代だった。それまで、男子だけのヘアスタイルだと思われていたボウズ頭を、女子たちがファッションとして取り入れはじめたのだ。僕の通っていた中学にも、その流れはやってきた。夏の終わりか、秋の始めの出来事ではなかったかと思う。夏服…

マンガのグラビア不要論

かつての私は、頑迷なるグラビア不要論者であった。マンガ雑誌を買いはじめたころの私は、まだ幼く、性的に未熟だったので、水着姿で巻頭を彩るアイドルたちに心を動かされることは、まったくといっていいほどなかった。それに、幼い私は漫画に対して今より…

ブログがカナしくなる前に

はてなダイアリーが10周年を迎えるのだという。 10年……。もちろん、祝福したい気持ちはあるのだけど、どちらかと言えば、ゾッとしたというのが正直な感想である。 10年間もブログを書き続けるということに、言いようのない恐ろしさを感じてしまうのだ。 「ホ…

変身のニュース

僕の本棚は小さい。東京ほどではないにしても、横浜の家賃は十分すぎるほど高いので、僕の稼ぎではごくわずかなスペースを維持するのが精いっぱいなのだ。 ほんとうは、僕の家にやってきた全ての本に、彼らが全力で駆け回れるような大平原を与えてやりたい。…

続・剛力天才論

一昨日の私はどうかしていた。剛力彩芽、その顔が天才だ! 「剛力さんの魅力を理解せぬ蛮族を、私が啓蒙しなければならない!」 今となっては信じられないことだが、どうやら私は本気でそう考えていたようなのだ。 単に馬鹿げているだけでなく、あまりにも傲…

剛力彩芽、その顔が天才だ!

私はこれまで、ただ自分のためにだけ、文章を書いてきた。他人のために文章を書いたことなど、一度もない。 ずっとそれでいいと思っていたし、今でも別に反省したというわけじゃない。 それでも、今回ばかりは特別だ。これから書く文章は、憤りによって書か…

正月

もう正月は終わってしまったのだ、という現実をどうして受け入れることができない。 写真にゴミが映りこんでしまっているけれど、取り除く気力もない。もうこれはそのままでいい。今年もよろしくお願いします。

祖父の孫の長い旅

これまでのあらすじ 左翼だったはずの祖父は、日の丸大好きっ子だった― その真意を確かめるべく、僕は祖父の言葉を探す旅に出た。祖父の長い旅 祖父の長い長い旅 1982年。 それは沖縄が日本に復帰して十年が経った年であると同時に、この文章を書いてい…

祖父の長い長い旅

それにしても、人類はなんと恐ろしいものを思いついてしまったのだろう。 その建物を前に、僕は人類の業の深さにおののいていた。 国会図書館。ここには、この国で発行されたほとんどの出版物が収まられているという。 インターネットは確かに偉大な技術だし…

祖父の長い旅

土曜の夜は、祖父母の家で夕食を過ごすことになっていた。 波の上という街に住む祖父母の家には、泊大橋という橋をこえていかなければならない。橋から見下ろす港にはたくさんの貨物船が止まっていて、なぜかそれらの甲板には決まって大きな犬がいた。 どう…

エヴァンゲリオン殺人事件

この度の新しい映画を鑑賞して、今更のように思い知らされたのは、エヴァンゲリオンはほんとうにひどいな、救いようがないな、ということだった。 我が眼を疑うほどダサい戦艦が空を飛び、船員たちが「ヨーソロー!」と唱和する。いつからエヴァはワンピース…

花火

東京の島々II

一年ぶり二度目の神津島。東京で一番かっこいいアニメイト。

光、スローシャッター、四つの胃を持つ動物

生まれ変わったら、何になりたい?そんな質問に、虎やライオンのような強い生き物の名を真っ先に挙げていた。 そんな時代がおれにもありました。 けれども、仮におれが虎やライオンだったとしたならば、その爪や牙の強さを持て余してしまうことは容易に想像…

日蝕!

人生二度目の金環日蝕体験。そのはずなんだけど、何しろ前回は五歳だったので、今ひとつ自分の記憶に自信が持てない。札幌のモエレ沼公園のような緑の丘が広がる公園に、サングラスをかけた人々が集っていたのを見たような気がするんだけど、そもそもおれの…

獰猛さ

「もののけ姫」を全力で合唱、酸欠で死ぬ。そんな遊びをしてみたい。

子供の王国 III

子供の王国 II

"the jewish pentagram"の文字。でもユダヤの魔法陣ってこんなにトゲトゲ多かったっけ? 謎の詩。字体からすると魔法陣を記した人物の作品だろうか。 謎の詩その2。字体からすると(略)。なぜかid:delete_allさんのことを思い出す。

子供の王国

どうして、こんなことになってしまったのだろう。 この階段をみると、その疑問の答えも何となくわかったような気になる。おれには建築工学の知識が全くないので、もちろんこれは素人の印象に過ぎないのだけども、これでは全く強度が保てないのではないか。こ…

酒鬼薔薇聖斗

それがどれだけ印象的な事件であっても、卑劣な犯罪を時代の象徴のように扱うのは慎むべきだ。ともすれば、おれたちはオウム真理教が起こした事件を、流行歌のように懐かしく思い返してしまう。青春時代の映画のように、世代的体験として消費してしまう。お…