カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角

帯には「誰かをバカにするマンガと思ったら大間違いだ!」という久保ミツロウ先生の力強いお言葉があるし、著者である渋谷直角氏はあとがきで「彼らに対して、こちらの何かの一つの価値観や上から目線をもって小馬鹿にしたり、それじゃダメだ、と断定して描…

生きていくのはたいへんだ

生きていくのは、たいへんだ。 学生のころ想像していたほど、社会は厳しくなかったけれど、想像していたよりもずっと、おれには根性がなかった。 だからやはり、生きていくのはたいへんで、小説や、音楽、写真、漫画、そういったものはおれを助けてはくれな…

初恋のジェノベーゼは爪の味/五反田団といわきから来た高校生

前田司郎率いる五反田団と、福島県立いわき総合高等学校の生徒たちのつくった舞台。 面白かった! 高校生たちの活き活きとした演技がとにかくすばらしい。2時間弱の間、めちゃくちゃ笑わせてもらったし、何とく切なくなったりもしました。 謎の怪獣ポルプト…

あるプレステ派中学生からみた飯野賢治

僕は飯野賢治さんのゲームをプレイしたことがない。プレステとサターンが覇権を争う90年代、僕はプレステ派だったので、サターンに移籍した飯野さんのゲームには手が出せなかったのだ。そんな僕にとっても、飯野さんのやることは、目が離せないほど刺激的だ…

東京の島々 III

東京の島々 東京の島々II写真は八丈島の八丈富士。火山である。この山の火口のふちをぐるりと周ることを、「お鉢巡り」というらしい。僕はこれをやるために、東海汽船に一晩ゆられてこの島にやってきたのだ。結果から先に書いてしまうと、僕は「お鉢巡り」を…

坊主の時代 '97

1997年は坊主の時代だった。それまで、男子だけのヘアスタイルだと思われていたボウズ頭を、女子たちがファッションとして取り入れはじめたのだ。僕の通っていた中学にも、その流れはやってきた。夏の終わりか、秋の始めの出来事ではなかったかと思う。夏服…

マンガのグラビア不要論

かつての私は、頑迷なるグラビア不要論者であった。マンガ雑誌を買いはじめたころの私は、まだ幼く、性的に未熟だったので、水着姿で巻頭を彩るアイドルたちに心を動かされることは、まったくといっていいほどなかった。それに、幼い私は漫画に対して今より…

ブログがカナしくなる前に

はてなダイアリーが10周年を迎えるのだという。 10年……。もちろん、祝福したい気持ちはあるのだけど、どちらかと言えば、ゾッとしたというのが正直な感想である。 10年間もブログを書き続けるということに、言いようのない恐ろしさを感じてしまうのだ。 「ホ…

変身のニュース

僕の本棚は小さい。東京ほどではないにしても、横浜の家賃は十分すぎるほど高いので、僕の稼ぎではごくわずかなスペースを維持するのが精いっぱいなのだ。 ほんとうは、僕の家にやってきた全ての本に、彼らが全力で駆け回れるような大平原を与えてやりたい。…

続・剛力天才論

一昨日の私はどうかしていた。剛力彩芽、その顔が天才だ! 「剛力さんの魅力を理解せぬ蛮族を、私が啓蒙しなければならない!」 今となっては信じられないことだが、どうやら私は本気でそう考えていたようなのだ。 単に馬鹿げているだけでなく、あまりにも傲…

剛力彩芽、その顔が天才だ!

私はこれまで、ただ自分のためにだけ、文章を書いてきた。他人のために文章を書いたことなど、一度もない。 ずっとそれでいいと思っていたし、今でも別に反省したというわけじゃない。 それでも、今回ばかりは特別だ。これから書く文章は、憤りによって書か…

正月

もう正月は終わってしまったのだ、という現実をどうして受け入れることができない。 写真にゴミが映りこんでしまっているけれど、取り除く気力もない。もうこれはそのままでいい。今年もよろしくお願いします。

祖父の孫の長い旅

これまでのあらすじ 左翼だったはずの祖父は、日の丸大好きっ子だった― その真意を確かめるべく、僕は祖父の言葉を探す旅に出た。祖父の長い旅 祖父の長い長い旅 1982年。 それは沖縄が日本に復帰して十年が経った年であると同時に、この文章を書いてい…

祖父の長い長い旅

それにしても、人類はなんと恐ろしいものを思いついてしまったのだろう。 その建物を前に、僕は人類の業の深さにおののいていた。 国会図書館。ここには、この国で発行されたほとんどの出版物が収まられているという。 インターネットは確かに偉大な技術だし…

祖父の長い旅

土曜の夜は、祖父母の家で夕食を過ごすことになっていた。 波の上という街に住む祖父母の家には、泊大橋という橋をこえていかなければならない。橋から見下ろす港にはたくさんの貨物船が止まっていて、なぜかそれらの甲板には決まって大きな犬がいた。 どう…

エヴァンゲリオン殺人事件

この度の新しい映画を鑑賞して、今更のように思い知らされたのは、エヴァンゲリオンはほんとうにひどいな、救いようがないな、ということだった。 我が眼を疑うほどダサい戦艦が空を飛び、船員たちが「ヨーソロー!」と唱和する。いつからエヴァはワンピース…

花火

東京の島々II

一年ぶり二度目の神津島。東京で一番かっこいいアニメイト。

光、スローシャッター、四つの胃を持つ動物

生まれ変わったら、何になりたい?そんな質問に、虎やライオンのような強い生き物の名を真っ先に挙げていた。 そんな時代がおれにもありました。 けれども、仮におれが虎やライオンだったとしたならば、その爪や牙の強さを持て余してしまうことは容易に想像…

日蝕!

人生二度目の金環日蝕体験。そのはずなんだけど、何しろ前回は五歳だったので、今ひとつ自分の記憶に自信が持てない。札幌のモエレ沼公園のような緑の丘が広がる公園に、サングラスをかけた人々が集っていたのを見たような気がするんだけど、そもそもおれの…

獰猛さ

「もののけ姫」を全力で合唱、酸欠で死ぬ。そんな遊びをしてみたい。

子供の王国 III

子供の王国 II

"the jewish pentagram"の文字。でもユダヤの魔法陣ってこんなにトゲトゲ多かったっけ? 謎の詩。字体からすると魔法陣を記した人物の作品だろうか。 謎の詩その2。字体からすると(略)。なぜかid:delete_allさんのことを思い出す。

子供の王国

どうして、こんなことになってしまったのだろう。 この階段をみると、その疑問の答えも何となくわかったような気になる。おれには建築工学の知識が全くないので、もちろんこれは素人の印象に過ぎないのだけども、これでは全く強度が保てないのではないか。こ…

酒鬼薔薇聖斗

それがどれだけ印象的な事件であっても、卑劣な犯罪を時代の象徴のように扱うのは慎むべきだ。ともすれば、おれたちはオウム真理教が起こした事件を、流行歌のように懐かしく思い返してしまう。青春時代の映画のように、世代的体験として消費してしまう。お…

バカが床屋談義して、何が悪いの?

バカな人間は喋ってはいけない。無力な人間は何もするべきではない。優秀な僕たちの邪魔になるからね。 これはおれの被害妄想である可能性が高いんだけど、どうもそこかしこでそんなことを言われているような気がしてならない。 バカと暇人のものであったは…

大山

大山に行ってきました。子供や老人、チワワまでが余裕で山頂へと駆け上がってゆくなか、おれだけが尋常じゃなくへたばっていて、ザックをレンズでパンパンにしてしまったせいだ、荷物さえ軽かったらおれだって鼻唄混じりに登っているはず、なんて負け惜しみ…

金沢、ひがし茶屋街

ひがし茶屋街ではボランティアらしき男性がお座敷文化のことをいろいろと説明してくれたのだけど、何と言うかこう、独特な雰囲気を持った人だったね。良くいえば貴族的、悪くいえば高慢な感じでさ。「本来であれば一般人は絶対に入ることはできませんよ」っ…

レイシストの友人

つきあいが途絶えてしまってもう長い年月が経つのだが、僕にはかつてレイシストの友人がいた。彼の差別対象は両手の指では足りないほど多岐にわたるものだった。 中国人。韓国人。ユダヤ人。女性。左翼。同性愛者。生活保護受給者。身体障害者。精神障害者。…

忘れられた日本人

忘れられた日本人 (岩波文庫)作者: 宮本常一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/05/16メディア: 文庫購入: 49人 クリック: 366回この商品を含むブログ (215件) を見る それでもそれからあそびが一つふえたわけで、子守りたちがおらにもいれて、おらにも…