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良きブロガーは選択、そして集中します

ブログ

これ、どういうことかって言うと、良きブロガーって、たいてい何かしら軸を持っている、ってことなんだよね。軸となるものは人それぞれで、それは映画であったり、音楽であったり、小説であったりするんだけど、もちろん、それはもっとくだらないものであっても構わない。
 例えば、それが都合の良いライフハックや、誇大妄想気味な自己啓発だったとしても、場合によっては立派な駆動軸となりうるね。何にせよ、このブログは何々について書いてます、と一言で説明できるような看板を持っていることが重要なのよ。
まあ、例えば、食事に行くんでも、和・洋・中ありますみたいなところは何となく敬遠してしまうみたいなこと、あるよね。あと、無国籍亜細亜料理とか、ね。そんな漠然としたことを言われるよりも、タイ料理やってます、って言ってくれたほうがはるかに美味そうに思えるし、タイ料理ってもウチは南部の料理だけで北の料理はできないよって言われるとますます美味しそうな感じがするじゃないですか。ブログも全く同じこと。
 僕のブログがいまいち華やぎに欠けるのも、そうした軸を持っていないことにあるんだと思う。しかし、よく考えてみれば、これは何もブログに限った話ではなく、そもそも、僕は生き方そのものにも同じ病を抱えているような気がする。
 三度の飯より好き、と言えるような何かが、果たして僕の人生にあったかね。もちろん、僕にも好きなものくらいある。あるんだけど、それは三食きっちり食べてゆく、という前提あっての話で、食事を犠牲にしてでも好きなことがしたい、という欲望からはほど遠いところにある。
 そんな生き方を重ねてきて、得たものと言えば、ふくらはぎにこびりついた脂肪くらいのもんだ。サラリーマンの人生なんてつまらない、なんていつもほざいている僕だけど、ほんとうのことをいえば、つまらないのはサラリーマンの人生ではなく、僕というブロガー、いや、僕という人間の振る舞いそのものなんだよね。
 まあ、そんな愚痴めいたことはどうでもよいことなので、そろそろ本題に入りたいと思う。本題というのは、写真のことだ。今までずっと黙っていたけれど、実は最近、一眼レフカメラを買ってしまったのだ。デジタルだけど。で、ここんとこブログに写真を載せているのだけど、ここでもまた、選択と集中の問題が発生してしまう。何て言えばいいかな、良き写真ブロガーも、たいてい、何かしら軸というか、主題となるものを持っているもんなんだよね。
 人によって、それは旅であったり、工場であったり、家族であったりする。このブログ自身の方向性があやふやなのだから、せめてたまに載せる写真にテーマを持たせないと、さすがに誰にも覚えてもらえないでしょ。しかし、メジャーな被写体はもう立派なブロガーたちが抑えてしまっていて、僕の入る余地はありそうもない。犬も猫も虫もだめだ。対抗しようがない。
 だからニッチニッチニッチ。ニッチを狙わなければならないのだ。誰も本気にならず、興味も持たず、それでいてそこそこ絵になる、そんな被写体を―。そんなわけで、久方ぶりに本気出して考えてみたら、なぜか心の中に浮かんでくるものがある。

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 自動販売機だった。理由のないことではない。というのも、僕は昔から自動販売機のことを、地球上で最も孤独な機械だと感じていて。実を言えば今もそんな風に思うのね。一日に一人通るか通らないか、といったような田舎道で、無駄に電気を食い潰しているこの孤独機械を見ていると、居たたまれない気持ちになる。その何ともミゼラブった気分を、画像データとして残しておくことには、何がしかの意味があるのではないかと思ったんだよ。大体、自動販売機なんかを撮ってるブログなんてないだろうしね。この競争相手の無さが最高だぜ!
 ……そんな風に思っていたんだけど、何かもうすでにあるっぽいね、自動販売機ブログ。
http://jihan.sblo.jp/
しかも、有名みたいだし、コンセプトもはっきりしてるし……。何だよ!この椅子取りゲーム、超クソゲーだよ!